自分サイエンス研究所

頭で考えている事と

別の行動をとってしまうことを

魔がさすと言います。

もちろん悪い結果になっているはすです。

それは身体の中に居る

もう一人の自分が

思考、脳と身体を操っているんです。

本当の自分がもう一人の自分に負けたとも言えます。

もう一人の自分とは何なのか？

それも紛れもない自分に変わりは無いのですが

「記憶やトラウマ」として私は見ています。

もう一人の自分は「あなた」になりすましています。

その記憶は「失敗の記憶」で、

自分で自分を責めます。

自分で自分を責めることほど苦しい事はありません。

もう失敗したくないという恐怖があるとき、

身体の中に恐怖心が蓄積されていきます。

蓄積された恐怖心は一定以上の大きさになると

一人歩きを始めます。

これが、もう一人の自分です。

天使を作るのも悪魔を作るのも人間です。

もう一人の自分は失敗を再現させる用意が充分に出来ています。

いつでもスイッチは入ります。

クヨクヨやイライラで思考は満杯の状態です。

自分を失敗させてくれる相手を待ちます。

失敗して人が作る、

怒りや悔しさの感情がご馳走です。

ご馳走を食べたいもう一人の自分は

よく失敗をするようになります。

もう本当の自分の人生を生きる事が難しくなります。

失敗の恐怖が自分の人生を支配します。

数年、数十年と続けてきた

もう一人が司る機械的な人生（習慣）は

新しい事を受け入れる事が困難になります。

その人生（習慣）ですが、

自分も楽しくて、他の人も楽しいものであれば

この文章を読む事も無かったと思います。

習慣だけに生きていると本当の自分は眠ってしまいます。

本当の自分を眠らせたまま生涯を終える人も多いでしょう。

もう一人の自分である

恐怖の色眼鏡で物を見聞きしているので

そこに感動はそうありません。

人は「幾重にも目を覆われ・・・」

という言葉もあります。

恐怖の覆いが全て外された時に

目に映る景色は？

家族や友達はどんな顔でしょうか？

記憶も感情も物質です。

身体の中に蓄積されています。

魔がさすということもあれば

痛みや違和感に変化している時もあります。

物質である以上身体の外へ取り出せます。

魔に支配された人生。

魅力的ですか？

emi